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エアコンつけっぱなしは電気代が高い?窓から逃げる熱との関係

エアコンつけっぱなしは電気代が高い?窓から逃げる熱との関係

9月に入っても残暑が続き、エアコンがまだ手放せない日が多いのではないでしょうか。「つけっぱなしのほうが電気代は安い」「こまめに切るべき」という話はよく聞きますが、どちらが正しいのか迷っている方も多いはずです。

実は、この損得は住宅の条件や機種によって変わるため、一律の答えはありません。この記事では、つけっぱなしの是非そのものより、その前提になっている「熱の出入り」に目を向け、窓から出入りする熱とエアコンの電気代の関係を整理します。

作成者 株式会社Sephirah(SEPHIRAH(セフィラ)|マド × 断熱|エコラボ) 会社概要

作成日 2026年9月13日 最終更新日 2026年9月13日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約7分

エアコンのつけっぱなしは、本当に電気代が高くなりますか?

一概には言えません。エアコンは設定温度に達するまでの運転で電力を多く使い、温度が安定すると消費が落ち着く仕組みのため、外出時間の長さや外気温、住宅の断熱性能によって、つけっぱなしと切る場合の損得は入れ替わります。

つけっぱなしが有利に働きやすい条件と、こまめに切るほうが有利に働きやすい条件を対比した図 図1 つけっぱなしと、こまめに切る場合の考え方 つけたままが有利になりやすい 切るほうが有利になりやすい 短時間の外出(買い物など) 外気温が高く、室温がすぐ戻る 窓から熱が入りやすい家 再冷却の負荷が大きい 長時間の外出(日中ずっと) 外気温が下がる夜間・朝晩 断熱性能が高く室温が保たれる家 再冷却の負荷が小さい 損得を分けているのは「切ったあと、どれだけ早く室温が戻るか」=熱の出入りの大きさです。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(一般的なエアコンの運転特性の整理・数値による断定なし・2026年9月)

損得を分けているのは「熱の出入り」

つけっぱなしが得か損かは、切っている間にどれだけ室温が戻るかで決まります。外から熱が入りやすい家では切るたびに室温が上がり、再び冷やすための運転が必要になります。一方、熱の出入りが小さい家では切っても室温が保たれ、再冷却の負荷も小さくて済みます。つまり、使い方の議論の前に、家がどれだけ熱を通すかが電気代を左右しています。

窓から出入りする熱は、エアコンの電気代とどう関係しますか?

冷房中も、窓からは外の熱が入り続けています。エアコンはその分を冷やし続けることになり、熱の入りやすい家ほど運転が長く、強くなります。窓は壁に比べて熱を通しやすく、日射も直接入る部位です。

窓から熱が入り、室温が上がり、エアコンが再び強く運転し、電気代が増えるという流れを4段階で示した図 図2 窓から入る熱がエアコンの負荷になるまで STEP 1 窓から熱が入る 日射とガラス・サッシ からの熱の伝わり STEP 2 室温が上がる 冷房中でも窓際から じわじわ暖まる STEP 3 エアコンが働く 設定温度を保つため 運転が長く・強くなる STEP 4 電気代が増える つけっぱなしでも こまめに切っても同じ 入ってくる熱を減らせば、つけっぱなしでも切っても、エアコンの負担そのものが軽くなる方向に働きます。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(一般的な熱の流れの整理・2026年9月)

日本サッシ協会の資料では、アルミサッシと単板ガラスなど断熱性能の低い窓をもつ住宅のモデル試算として、夏に室内へ入る熱の約73%が窓など開口部からとされています(2025年7月)。これは特定の条件での試算であり、住宅によって割合は異なりますが、冷房の負荷を考えるときに窓を最初に見直す理由になります。

残暑の9月は、日射の角度が変わる時期

9月は太陽の高さが夏より低くなり、南向きや西向きの窓に日射が奥まで入りやすくなります。真夏より気温は下がっても、窓際の暑さが続くのはこのためです。冷房を切ると室温がすぐ戻る家は、残暑の間もつけっぱなしにせざるを得ず、電気代がかさみやすくなります。

残暑の9月、エアコンの使い方で見直せることは?

つけっぱなしかどうかにかかわらず、エアコンの負荷を減らす工夫は共通しています。今日からできることを整理しました。

01フィルターを掃除する。目詰まりは風量を落とし、設定温度に届きにくくする

02日射の入る時間帯は、カーテンやブラインド、すだれで窓を遮る

03サーキュレーターや扇風機で空気を回し、設定温度を上げても体感を保つ

04外出時間で判断する。短時間なら切らず、長時間なら切るのが一般的な目安

05朝晩の涼しい時間帯は、窓を開けて外気を取り入れ、冷房を止める

これらは設備の使い方の工夫で、熱の出入りそのものを減らすものではありません。毎年同じ悩みを繰り返している場合は、建物側の対策として窓の断熱を考える段階です。窓と光熱費の関係は光熱費に関するお悩み対策のページでも解説しています。

うちの家、エアコンの効きが窓に左右されていませんか?

つけっぱなしで迷う背景には、家の熱の出入りの大きさがあります。下のチェックで、窓側に対策の余地があるかを確かめてみてください。個人情報の入力はありません。

エアコンと窓の熱セルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個熱の出入りは比較的小さい状態です。外出時間に応じてつけっぱなしと切るのを使い分けてみてください。
2〜3個窓からの熱が冷房の負荷を高めている可能性があります。日射の遮蔽から試し、現地調査で窓の状態を確かめる段階です。
4〜6個夏も冬も窓が冷暖房の負荷を大きくしている可能性が高い状態です。使い方の工夫に加えて、窓の断熱を検討することをおすすめします。

窓の断熱で「熱の出入り」を減らすには、どんな方法がありますか?

窓からの熱の出入りを減らす方法は、応急的な遮蔽から建物側の断熱改修までいくつかあります。残暑のうちは遮蔽で、冬まで見据えるなら断熱改修で考えるのが一般的です。

方法 働き方 考えておきたいこと
カーテン・ブラインド室内側で日射を遮る。吸収した熱は室内側にも残る応急的。熱の出入り自体は減らない
すだれ・外付けシェード窓の外側で日射を遮り、熱を屋外側に逃がす夏向き。冬の熱の流出には働かない
内窓の設置今ある窓の内側に窓を追加し、空気層で熱の伝わりを抑える夏冬両方に働く。壁を壊さず設置
ガラス交換・外窓交換ガラスや窓そのものを断熱性能の高いものに替える窓の劣化や結露も気になる場合

内窓の設置やガラス交換は、夏の熱の侵入と冬の熱の流出の両方を抑える方向に働きます。冷房の効きが悪い部屋の考え方は冷房が効かない部屋の考え方を解説したページで、効果の見方は効果に関するよくある質問でご覧いただけます。効果は住宅条件により異なります。

費用と補助金はどう考えますか?

内窓の設置やガラス交換など窓の断熱改修は、国の補助制度の対象になる場合があります。残暑の対策としてだけでなく、冬の暖房費にも関わるため、制度の概要を押さえておきましょう。

項目 内容 確認先
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたり合計補助額5万円以上同上
申請期間2026年3月31日〜2026年12月31日同上
申請方法登録された窓リノベ事業者を通じて申請同上

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年9月時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

現地調査から契約・着工、工事完了・引渡しを経て交付申請に至る流れを4段階で示す図 図 補助金を使うときの進み方(交付申請は工事のあと) STEP 1 現地調査・見積り 窓の仕様と 対象製品を確認 STEP 2 契約・着工 2025年11月28日以降に 着手した工事が対象 STEP 3 工事完了・引渡し 完了と引渡しの後に はじめて申請が可能 STEP 4 交付申請 窓リノベ事業者が 手続きと還元を実施 交付申請は工事完了・引渡しの後です。予約(任意)は最初の工事に着手した以降に行えます。 手続きの詳細・提出書類は年度の公募要領(交付申請の手引き)をご確認ください。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「補助金の交付申請」(2026年9月10日確認)

現地調査で「熱が入りやすい窓」を確認します

SEPHIRAH(セフィラ)は東京都・神奈川県を中心とする職人直営の窓断熱リフォーム専門店です。現地には代表が直接うかがい、窓の向き・大きさ・既存サッシとガラスの種類・周囲の建物や樹木による日かげの状況を確認したうえで、エアコンの効きに影響している窓から順にご提案します。調査とお見積りは無料で、所要時間は30分から60分ほどです。窓1枚からのご依頼にも対応しています。

出典:エアコンの運転特性とつけっぱなしの損得は一般的な説明にもとづく整理です(住宅条件・機種により異なり、数値による断定は行っていません)。夏に室内へ入る熱の割合は日本サッシ協会 快適な住まい情報室 REPORT #01(2025年7月・低断熱住宅のモデル試算)。制度内容は先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年9月確認)。当社の体制は当社サイト掲載情報(2026年9月時点)。

エアコンと窓の熱について、よくあるご質問は?

エアコンの使い方と窓の関係で多い質問をまとめました。残暑の過ごし方と冬の準備にお役立てください。不明な点は現地調査の際にあわせてお尋ねください。

結局、つけっぱなしとこまめに切るのは、どちらが安いのですか?
住宅の断熱性能、外気温、外出時間の長さ、機種によって結果が変わるため、一律にはお答えできません。短時間の外出ならつけたままのほうが有利に働きやすく、長時間の外出なら切るほうが有利に働きやすい、という一般的な傾向にとどまります。

つけっぱなしにしていると、エアコンが傷みませんか?
機器の耐久性についてはメーカーの説明をご確認ください。この記事では、電気代に影響する「熱の出入り」の側から解説しており、機器の寿命については扱っていません。

窓を断熱すると、エアコンの使い方は変えなくてよいのですか?
窓からの熱の出入りが抑えられる方向に働くため、同じ使い方でも設定温度を保ちやすくなることが期待できます。設定温度やフィルター掃除などの基本は引き続き大切です。効果は住宅条件により異なります。

カーテンを閉めるだけでも効果はありますか?
室内側のカーテンは日射を遮る一方、吸収した熱を室内側にも放つとされています。応急的な対策としては有効ですが、熱の出入りそのものを減らすには窓の断熱が根本的な方法です。

9月に内窓を付けると、冬の暖房にも関係しますか?
内窓は夏の熱の侵入と冬の熱の流出の両方を抑える方向に働く製品です。残暑のうちに設置しておくと、そのまま冬の暖房費の対策としても使えます。

つけっぱなしで迷う前に、窓の熱を見直しませんか

窓の断熱リフォームは、夏の冷房費と冬の暖房費の両方に関わり、補助金の対象になる場合もあります。LINEで窓の写真を送るだけで、使える補助金の目安をご案内します。ご相談・お見積りは無料です。

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