西日ギラギラ型

Before 午後に西側の部屋が暑くなる部屋、リフォーム前のbefore画像。画像サイズ3-2。文字入れはなし 360273
After 午後に西側の部屋が解消されたリフォーム後のafter画像。画像サイズ3-2。文字入れはなし 360273
西日 窓断熱
※本ページは、実際のお客様の事例ではありません。窓の断熱リフォームでよくあるお悩みをもとに、一般的な原因と対策の考え方をご紹介するモデルケースです。効果や費用は、お住まいの状況によって異なります。
結論から

午後に西側の部屋が暑くなるのは、太陽の高さが下がることで、日ざしが窓に対して水平に近い角度で差し込むためだとされています。上からの日ざしと違ってひさしでは遮りにくいため、対策は「窓そのものの位置でさえぎる」という考え方が軸になります。

BLOCK 1たとえば、こんなケース

たとえば、南西の角に位置するリビングを思い浮かべてみてください。

午前中は風も通り、過ごしやすい部屋です。ところが昼を過ぎて日が傾きはじめると、窓の外の景色がだんだんオレンジ色を帯びてきて、それと同じ速さで室温が上がっていく。夕方には、同じ部屋とは思えないほど空気が重くなっている。

こうした状態は、西向きの窓をもつ住まいで起こりやすいとされています。これは特定のどなたかの体験ではなく、方位と窓の条件が重なったときに共通して見られる傾向です。もしお心当たりがあれば、これから先の内容は、ご自宅にもあてはまるかもしれません。

BLOCK 2こうしたケースで起こりがちなこと

西日の入る部屋では、時間帯によって暮らし方が変わってしまうことがあります。

たとえば、夕方はその部屋を使わなくなる。子どもが宿題をする場所を移す。洗濯物をたたむのは午前中のうちに済ませる。夕食の支度をするキッチンが西向きだと、火を使う時間と、いちばん暑い時間が重なってしまう。

冷房を入れても、窓ぎわに立つと熱を感じることがあります。空気は冷えているはずなのに、体のほうがなかなか涼しくならない。設定温度を下げると、今度は足もとだけが冷える。そうして温度を上げ下げしているうちに、夜になっても部屋の暑さが引かない――こうした悪循環が起こりがちです。

そして、暑さの原因が「西日」だと気づいていても、打つ手はカーテンを閉めることくらいしかない、と感じている方は少なくないようです。カーテンを引けば眺めも明るさも失われますが、それでも暑さのほうがつらい。そんな折り合いのつけ方をしている部屋は、めずらしくありません。

BLOCK 3なぜ、そうなるのか

熱の多くは、窓から入ってきます

まず前提として、夏に室内へ入る熱のうち、窓など開口部からがおよそ7割を占めるとされています。断熱性能の低い窓をもつ住宅のモデル試算では約73%にのぼり、屋根は約11%、外壁は約7%、床は約3%です(日本サッシ協会)。壁や屋根よりも、窓のほうが熱の入口として大きいということになります。

夏に室内へ入る熱の割合

窓など開口部 約73%


屋根 約11%


外壁 約7%


床 約3%


前提:アルミサッシ+単板ガラスなど、断熱性能の低い窓をもつ住宅のモデル試算。窓の仕様によって割合は変わります。
出典:日本サッシ協会 快適な住まい情報室 REPORT #01(2025年7月)

この前提は、アルミサッシと単板ガラスのような、断熱性能の低い窓をもつ住まいを想定した試算です。窓の仕様によって割合は変わります。

夏の朝夕は、日ざしが「横から」入ります

そのうえで、西向きの窓にはもうひとつ事情があります。

夏の日中、太陽は高い位置にあります。このとき南向きの窓には、日ざしが上から差し込むかたちになるため、ひさしや軒がある程度さえぎってくれます。ところが朝夕は太陽の高度が下がり、東西に面した窓には、日ざしが水平に近い角度で入り込みます。この角度になると、ひさしによる遮蔽の効果は低くなるとされています(LIXIL)。

「午後になってから急に暑くなる」という感覚は、この角度の変化と対応しています。

カーテンでは、間に合いにくいことがあります

では、室内側のカーテンではどうでしょうか。

窓の内側に取り付けたカーテンやブラインドは、日ざしを受けて熱を吸収します。そして、その熱を室内側に放ちます。一方、窓の外側に取り付けた遮蔽物は、吸収した熱を屋外へ放ちます。このため、外付けのほうが遮熱性に優れるとされています(YKK AP)。

つまり、室内側のカーテンは「熱が入ってきたあとに受け止める」立場になりやすい、ということです。カーテンを閉めているのに窓ぎわが暑いのは、この順序によるものと考えられています。

BLOCK 4対策として考えられる方向性

西日の対策は、熱をどの位置で止めるかで整理すると分かりやすくなります。効く順に、大きく3つの段階があります。

① 窓に届く前にさえぎる(外側)

すだれ、シェード、外付けブラインド、庇の追加といった方法です。日ざしが窓に当たる前に止めるため、遮熱という意味では最も有利とされています。一方で、屋外に設置物が必要になること、風雨の影響を受けること、集合住宅では設置に制約がある場合があることは、あらかじめ知っておきたい点です。

② 窓の位置でさえぎる(ガラス・内窓)

遮熱タイプのガラスに交換する、あるいは遮熱タイプのガラスを用いた内窓を設ける方法です。ガラス自体が日射をカットするため、外に設置物を出さずに対策できます。眺めや明るさを大きく損なわずに済むのも、この方法の利点です。

ここでひとつ、大切な点があります。内窓であれば何でもよい、というわけではありません。一般的なガラスを用いた内窓で主に効くのは「断熱」であり、日ざしそのものをさえぎる効果は限定的です。 西日対策を目的とするなら、遮熱タイプのガラス(遮熱Low-E複層ガラスなど)を組み合わせることが前提になります。

「内窓を入れたのに西日の暑さが変わらない」という食い違いは、この違いから生まれることがあります。

③ 入ってきた熱を受け止める(室内側)

カーテン、ロールスクリーン、室内ブラインドです。手軽で費用も抑えられますが、3の項で見たとおり、熱が室内に入ったあとの対処になります。他の方法と組み合わせる補助的な手段として考えるのが現実的です。

どれか1つを選ぶ、という話ではありません。 窓の向き、部屋の使い方、建物の条件、ご予算によって、適した組み合わせは変わります。

BLOCK 5SEPHIRAHでは、どう考えるか

SEPHIRAH(セフィラ)|マド × 断熱|エコラボは、東京都・神奈川県を中心に窓の断熱リフォームを手がけています。

西日の相談をいただいたとき、当社がまず確認するのは、その暑さが本当に西日によるものかという点です。西向きの窓があることと、暑さの主因が西日であることは、必ずしも一致しません。上の階の熱がたまっている場合もあれば、窓の面積そのものが大きい場合もあります。原因が違えば、有効な対策も変わります。

そのため当社では、現地調査で窓の向き、大きさ、既存のサッシとガラスの種類、周囲の建物や樹木による日かげの状況を確認したうえで、対策をご提案しています。調査とお見積りは無料で、所要時間は30分から60分ほどです。

また当社は、下請けに工事を丸投げしない職人直営の体制をとっています。現場には代表の佐藤が直接うかがいます。窓の対策は、採寸と納まりの精度が仕上がりを左右する工事です。見に来た人間と、手を動かす人間が同じであること。それが、当社が大切にしている姿勢です。

BLOCK 6期待できる変化

窓の対策によって期待できるのは、夕方の室温の上がり方がゆるやかになることです。

日ざしが室内に届く量が減れば、部屋が暑くなりはじめる時刻は遅くなり、その勢いもゆるやかになると考えられています。冷房を入れたときの効きも安定しやすくなり、設定温度を下げ続ける必要が薄れることが見込めます。

「夕方はこの部屋を使わない」という前提が変わり、日中と同じように過ごせる時間が延びる。西日対策で多くの方が実感を求めるのは、温度計の数字よりも、こうした暮らし方の変化のほうかもしれません。

なお、効果の程度は建物の状態、窓の仕様、周辺の環境によって異なります。日ざしを完全に遮断できるわけではありませんし、暑さが必ずなくなるとお約束できるものでもありません。

BLOCK 7費用と補助制度の考え方

窓の断熱リフォームは、先進的窓リノベ2026事業などの補助対象になる場合があります。東京都ではクール・ネット東京、神奈川県では県の省エネ改修に関する制度があり、区市町村が独自の制度をもつこともあります。組み合わせられるかどうかは条件によって変わります。

ここでひとつ、進め方に関わる大切な点があります。補助制度を利用する場合、制度によっては申請から工事の着手までに一定の期間が必要になります。 交付決定を受ける前に工事に着手すると、対象外となる制度もあります。

工事そのものは短期間で終わるものであっても、補助制度を使う場合は、そのぶんのお時間を見込んでご計画いただくことになります。「暑くなってきたから来週」という進め方が難しい場合もあるということです。

制度は年度によって内容が変わります。ご検討の時期とお住まいの地域によって使える制度が異なりますので、個別にご案内します。

BLOCK 8どこから手をつけるか

西日の対策は、家じゅうの窓を一度に手がける必要はありません。

まずは、いちばん困っている1枚から。西日の入るリビングの窓、あるいは夕方に使うことの多い部屋の窓です。当社は窓1枚からのご依頼を承っています。

1枚で変化を確かめてから次を考える、という進め方には利点があります。ご自宅での効き方を実際に確かめたうえで、その先の範囲を決められることです。カタログの数字ではなく、ご自身の体感で判断していただけます。

どの窓から始めるとよいかは、部屋の使い方によって変わります。長く過ごす場所か、その時間帯に人がいるか、日ざしの入り方はどうか。現地調査では、そうした点も含めてご相談を承ります。

Q & Aよくいただくご質問

Q. 遮光カーテンやすだれでは、西日の暑さは防げないのでしょうか?
防げないというより、効き方に差があります。室内側のカーテンは、日ざしを受けて吸収した熱を室内側に放ちます。一方、窓の外側に取り付けるすだれやシェードは、吸収した熱を屋外に放つため、遮熱という点では有利とされています。同じ「日ざしをさえぎる」でも、位置によって結果が変わります。
Q. 西向きの窓だけを対策しても、効果は期待できますか?
西日が暑さの主な要因になっている部屋であれば、その窓の対策から始めるのは合理的な進め方とされています。ただし、暑さの要因が複数ある場合は、窓1枚では変化を感じにくいこともあります。まずは原因の見極めをおすすめします。
Q. 遮熱タイプのガラスにすると、部屋が暗くなりませんか?
遮熱タイプのガラスは、熱の元になる波長を抑えつつ、可視光は通す設計のものが主流です。製品によって見え方や色味は異なりますので、気になる場合はショールームなどで実物をご確認いただくのが確実です。
Q. 西日対策をすると、冬の日ざしの暖かさまで失われませんか?
考え方としては、方位によってガラスを使い分ける方法があります。冬の日ざしを取り入れたい南面には日射を通しやすいタイプ、夏の西日を抑えたい西面には遮熱タイプ、というように選び分けます。一律に同じ仕様にする必要はありません。

まずは、ご自宅の窓を見てみませんか

西日の暑さは、窓の向きと日ざしの角度という、住まいの条件から生まれるものです。条件が分かれば、打てる手も見えてきます。

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※本ページは、実際のお客様の事例ではありません。窓の断熱リフォームでよくあるお悩みをもとに、一般的な原因と対策の考え方をご紹介するモデルケースです。効果や費用は、お住まいの状況によって異なります。工事によって「必ず涼しくなる」「確実に光熱費が下がる」といった効果をお約束するものではありません。掲載している数値は、断熱性能の低い窓をもつ住宅を想定したモデル試算にもとづくものです。補助制度の適用条件や交付額についても、お住まいの環境や申請時点の制度内容によって異なります。