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自宅の窓の断熱性能の調べ方は?ガラスと枠を見分ける3つの方法

自宅の窓の断熱性能の調べ方は?ガラスと枠を見分ける3つの方法

朝晩の空気がひんやりし始めると、「今年の冬、この窓で大丈夫だろうか」とふと気になります。ところが、自分の家の窓がどのくらい断熱できるタイプなのかを、はっきり答えられる方は多くありません。

この記事では、専門の道具がなくてもできる「自宅の窓の断熱性能の調べ方」を、ガラス・枠・刻印の3つの方法に分けて解説します。冬前に自分の窓のタイプを知っておくと、対策の選び方も補助金の判断も早く進みます。

作成者 株式会社Sephirah(SEPHIRAH(セフィラ)|マド × 断熱|エコラボ) 会社概要

作成日 2026年9月15日 最終更新日 2026年9月15日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約7分

窓の断熱性能は、何で決まりますか?

窓の断熱性能は、大きく「ガラス」と「枠(サッシ)」の2つで決まります。ガラスは枚数と構造、枠は材質が主な要素です。どちらか一方だけ高性能でも、もう一方が弱ければ窓全体としての断熱性は伸びにくいとされています。

ガラスは枚数・構造・中空層で、枠は材質・構造で断熱性能が決まることを対比した図 図1 窓の断熱性能を決める2つの要素 ガラス 枠(サッシ) 1枚(単板)か、2枚以上(複層)か 2枚の間の空気層の有無 特殊な金属膜の有無(Low-E) 手がかり:小口・反射・刻印 アルミか、樹脂か、複合か 枠の内部の構造 建て付け・パッキンの状態 手がかり:質感・冷たさ・ラベル ガラスと枠、両方のタイプを組み合わせて窓全体の断熱性を見ます。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(一般的な窓の構成の整理・2026年9月)

ガラスは「枚数」、枠は「材質」から見る

一般に、ガラスは1枚より2枚以上のほうが、枠はアルミより樹脂のほうが熱を伝えにくいとされています。ただし同じ複層ガラスでも空気層の厚みや金属膜の有無で性能は変わり、枠も外側アルミ・内側樹脂といった複合タイプがあります。ここから先の3つの方法で、自分の窓がどの組み合わせに近いかを確かめていきます。

方法1:ガラスの枚数は、どう見分けますか?

ガラスの枚数は、側面が見える場所で板を数えるのが基本です。見えない場合は、光の反射を使う方法が一般に紹介されています。

01窓を開け、ガラスの側面(小口)が見える部分で板が何枚重なっているかを見る

02側面が見えない場合、夜に小さな光をガラスに当て、映る光の数を数える(1枚なら2つ、2枚なら4つ映るとされる)

03ガラスの隅に印字された製品名や記号を探し、複層ガラスであることを示す表示がないか見る

04判別に迷う場合は、断定せず現地調査で確認してもらう

反射を数える方法は広く知られていますが、ガラスの種類や照明の条件によっては数えにくいことがあります。「たぶん2枚だと思う」という段階で止めておき、確実な判定は専門家に任せるのが安全です。

方法2:枠の材質は、どう見分けますか?

枠の材質は、見た目の質感・触ったときの冷たさ・枠の断面の3点から見分けます。冬の朝は材質の違いが最も分かりやすい時間帯です。

材質 見分け方の目安 断熱性の一般的な傾向
アルミ金属の光沢がある・冬の朝に周囲よりはっきり冷たい熱を伝えやすいとされる
アルミ樹脂複合外側は金属、室内側は樹脂の質感・断面で2層が分かるアルミより伝えにくいとされる
樹脂室内側も外側も樹脂の質感・冬の朝でも極端には冷たくない熱を伝えにくいとされる

上の表は一般的な傾向であり、同じ材質でも製品や年代によって性能は異なります。触感だけで判断せず、室内側と外側の両方の質感を見比べると複合タイプを見落としにくくなります。

方法3:刻印やラベルから、何が分かりますか?

ガラスの隅の刻印や枠に貼られたラベルには、製品名やメーカー名が記されていることがあります。そこからメーカーの資料をたどると、窓の仕様に近づける場合があります。

ガラスの枚数を見る、枠の材質を見る、刻印やラベルを探す、現地調査で確定するという4段階を示した図 図2 自宅の窓の断熱性能を調べる順番 STEP 1 ガラスを見る 小口・反射・隅の印字で 枚数のあたりをつける STEP 2 枠を見る 質感・冷たさ・断面で 材質のあたりをつける STEP 3 刻印を探す ガラスの隅・枠のラベルで 製品名やメーカー名を確認 STEP 4 現地で確定する 専門家が仕様を確認し 対策と補助金の判断へ 3つの方法であたりをつけ、最後は現地調査で確定するのが確実な進め方です。 刻印の表記はメーカーや年代で異なるため、読み方は一般論にとどめています。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(一般的な調べ方の整理・2026年9月)

「熱貫流率(Uw)」という指標もあります

窓の断熱性能を数値で表す指標に熱貫流率(Uw)があり、値が小さいほど熱を伝えにくい窓です。先進的窓リノベ2026事業では、この値をもとにした性能区分(SS=1.1以下、S=1.5以下など)で補助額が決まります。ただしこれは改修後の製品に対する区分であり、既存の窓の値をご家庭で測ることはできません。既存の窓は「タイプを知る」、新しい窓は「区分で選ぶ」と分けて考えると整理しやすくなります。

うちの窓は、断熱性能が低いタイプですか?

3つの方法で確かめた結果と暮らしの中の気づきを合わせて、窓のタイプのあたりをつけてみましょう。下のチェックで確認してみてください。個人情報の入力はありません。

窓の断熱タイプ セルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個断熱性能が比較的高いタイプの窓である可能性があります。冬前に状態を確認しておく程度でよいでしょう。
2〜3個断熱性能が低いタイプの窓が混ざっている可能性があります。寒さを感じる部屋の窓から調べてみてください。
4〜6個アルミ枠に単板ガラスといった断熱性能の低いタイプである可能性が高い状態です。対策と補助金の検討を始める段階です。

冬前に窓のタイプを知っておくと、何が早くなりますか?

残暑が落ち着き、朝晩の冷え込みが始まる9月は、窓の冷たさが少しずつ分かり始める時期です。今のうちに窓のタイプを把握しておくと、冬本番になってから慌てずに、対策と補助金の判断を進められます。

01対策の選び方:単板ガラスにアルミ枠なら内窓の追加、枠がしっかりしていればガラス交換など、選択肢を絞りやすい

02相談の質:「南面の掃き出し窓が単板ガラスでアルミ枠」と伝えられると、現地調査前のやり取りが具体的になる

03補助金の判断:先進的窓リノベ2026事業は2026年12月31日までの申請期間で、年内に工事と申請を進めるには準備の時間が要る

04優先順位:寒さを感じる部屋の窓から順に調べておくと、1枚目をどこにするか決めやすい

内窓の仕組みは内窓(インプラス)設置のページで、効果の考え方は効果に関するよくある質問にまとめています。効果は住宅条件により異なります。

費用と補助金はどう考えますか?

窓の断熱改修は国の補助制度の対象になる場合があります。自分の窓のタイプを知ったうえで、制度の概要を押さえておきましょう。

項目 内容 確認先
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたり合計補助額5万円以上同上
申請期間2026年3月31日〜2026年12月31日同上
申請方法登録された窓リノベ事業者を通じて申請同上

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年9月時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

現地調査から契約・着工、工事完了・引渡しを経て交付申請に至る流れを4段階で示す図 図 補助金を使うときの進み方(交付申請は工事のあと) STEP 1 現地調査・見積り 窓の仕様と 対象製品を確認 STEP 2 契約・着工 2025年11月28日以降に 着手した工事が対象 STEP 3 工事完了・引渡し 完了と引渡しの後に はじめて申請が可能 STEP 4 交付申請 窓リノベ事業者が 手続きと還元を実施 交付申請は工事完了・引渡しの後です。予約(任意)は最初の工事に着手した以降に行えます。 手続きの詳細・提出書類は年度の公募要領(交付申請の手引き)をご確認ください。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「補助金の交付申請」(2026年9月10日確認)

現地調査で「窓の仕様」を確認します

SEPHIRAH(セフィラ)は東京都・神奈川県を中心とする職人直営の窓断熱リフォーム専門店です。現地には代表が直接うかがい、窓の向き・大きさ・既存サッシとガラスの種類を確認したうえでご提案します。調査とお見積りは無料で、所要時間は30分から60分ほどです。窓1枚からのご依頼にも対応しています。現地調査の流れは現地調査に関するよくある質問をご覧ください。

出典:窓の見分け方は一般的な説明にもとづく整理です(数値による効果の断定は行っていません)。熱貫流率(Uw)の性能区分は先進的窓リノベ2026事業の区分(SS=1.1以下/S=1.5以下)。制度内容は同事業 公式サイト(2026年9月確認)。当社の体制は当社サイト掲載情報(2026年9月時点)。

窓の断熱性能の調べ方について、よくあるご質問は?

窓のタイプの見分け方に関するご相談で多い質問をまとめました。冬前の準備の参考にしてください。不明な点は現地調査の際にあわせてお尋ねください。

ガラスが1枚か2枚か、確実に見分ける方法はありますか?
ガラスの側面(小口)が見える窓では、板の枚数を直接確認できます。見えない場合は、ガラスに小さな光を当てて映る反射の数を数える方法が一般に紹介されていますが、ガラスの種類によっては判別しにくいこともあります。断定できないときは現地調査で確認するのが確実です。

枠がアルミか樹脂か、触っただけで分かりますか?
冬の朝にアルミの枠は周囲より冷たく感じやすい傾向がありますが、触感だけでは外側アルミ・内側樹脂の複合枠と見分けにくいことがあります。枠の断面や室内側の質感、刻印もあわせて確認することをおすすめします。

刻印やラベルがどこにも見当たりません。
築年数が経った窓では、ラベルがはがれていたり刻印が薄くなっていたりすることがあります。その場合はガラスの枚数と枠の材質という2つの手がかりから、おおよそのタイプを推定します。正確な仕様は現地調査でお調べします。

断熱性能が低い窓と分かったら、すぐ交換が必要ですか?
必ずしも交換とは限りません。内窓の追加やガラスの交換など、既存の窓を活かす方法もあります。どの方法が合うかは枠の状態や暮らし方によって異なりますので、タイプを知ったうえで選択肢を比べることが大切です。

補助金の対象になる窓かどうかは、どうやって分かりますか?
先進的窓リノベ2026事業では、改修後の窓の性能区分(熱貫流率Uwによる区分)と大きさで補助額が決まり、対象製品は登録されたものに限られます。既存の窓の調べ方とは別に、施工する製品が登録製品かどうかを窓リノベ事業者が確認します。

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