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高齢者の部屋の温度で注意することは?秋口の寒暖差と窓の関係

高齢者の部屋の温度で注意することは?秋口の寒暖差と窓の関係

敬老の日に実家を訪ねると、昼間はまだ暑いのに、夕方になると廊下や窓際がひんやりしている。本人は「まだ暖房はいらない」と言うけれど、本当にこのままでよいのだろうか。9月は、高齢の家族の住まいをあらためて見直す機会が増える時期です。

この記事では、高齢者の部屋の温度で注意したい点として一般に言われていることと、残暑と冷え込みが同居する秋口に見直したい理由、部屋ごとの温度差を小さくする窓の対策を整理します。医療的な判断はせず、住まいの側でできることに絞ってお伝えします。

作成者 株式会社Sephirah(SEPHIRAH(セフィラ)|マド × 断熱|エコラボ) 会社概要

作成日 2026年9月17日 最終更新日 2026年9月17日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約7分

高齢者の部屋の温度で、まず注意することは何ですか?

注意したいのは「本人の感覚と実際の温度がずれやすい」ことと、「家の中の温度差が大きい」ことの2点です。年齢とともに暑さや寒さを感じにくくなる傾向があるとされており、部屋の温度を数字で確かめる習慣が出発点になります。

高齢者の部屋の温度で起きやすいことと、住まいの側でできる対策を左右で対比した図 図1 高齢者の部屋の温度で起きやすいことと、住まいの側でできること 起きやすいこと 住まいの側でできること 暑さ寒さを感じにくく調整が遅れる 居間と廊下・トイレの温度差 窓際で座ると足元が冷える 朝晩に室温が大きく下がる 温度計を置き数字で確かめる 部屋ごとの温度差を小さくする 窓の冷えを減らす 暖房の設定と時間帯を見直す 本人の感覚に頼らず、家の中の温度差そのものを小さくする方向で考えます。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(一般的な注意点の整理・2026年9月)

感覚のずれは「温度計」で補う

「寒くない」「暑くない」という本人の言葉は大切にしつつ、部屋に温度計を置いて実際の温度を確かめることが基本です。居間だけでなく寝室や廊下にも置くと、家の中の温度差が見えてきます。適した温度の目安は体調や持病で異なるため、医療機関やかかりつけ医に確認してください。

気になる症状は医療機関へ

めまいやだるさ、眠りの浅さなど、温度が関係しているように思える不調があっても、原因は温度とは限りません。住まいの対策を進めながら、気になる症状は医療機関に相談してください。この記事は住まいの環境整備に関する一般的な整理であり、医療的な判断を示すものではありません。

敬老の日の前後、9月に見直したいのはなぜですか?

9月は日中の残暑と朝晩の冷え込みが同じ日に起こり、1日の中で部屋の温度が大きく動きます。冬に入ってから慌てるより、この時期に家の温度の傾向をつかんでおくと、暖房や窓の対策を落ち着いて選べます。

01本人がよく過ごす部屋と、廊下・トイレ・寝室の温度差を温度計で確かめる

02夕方から夜にかけて、窓際に立って冷気を感じるかどうかを確かめる

03窓がアルミサッシの単板ガラスか、複層ガラスや内窓かを確認する

04暖房器具の位置と、座る場所・寝る場所との距離を確認する

05冬に窓の結露やカーテンの湿りがあったかを本人に聞いておく

訪ねたときに5つの点を確認しておくと、離れて暮らしていても対策の優先順位を決めやすくなります。「本格的な冬の前に一度整えておく」という位置づけで、無理のない範囲で進めてください。

家の中で、温度差に注意したい場所はどこですか?

温度差は家全体に均等に出るのではなく、暖房のある部屋とない場所、窓の近くと部屋の中央で差が出ます。注意したい場所と、起きやすいこと、対策の方向を表に整理しました。

場所 起きやすいこと 対策の方向
居間と廊下・トイレ暖房の有無で温度差が大きい廊下側にも暖房や断熱を足す
寝室朝方に室温が下がり寝起きに冷える窓の断熱・就寝前の暖め方の見直し
窓際の椅子・ベッド窓から冷気が降りて足元が冷える窓から離す・窓の冷えを減らす
脱衣所暖房がなく短時間で冷える小型暖房と入る前の暖め
玄関まわり外気に近く朝晩に冷える扉や窓からの隙間風を減らす

表のうち、寝室・窓際・玄関まわりはいずれも「窓や開口部からの冷え」が関わっています。窓の対策は、温度差の出る場所の複数にまとめて働きかけられる点が特徴です。浴室や脱衣所に絞った考え方は冬の結露に関するお悩み対策のページとあわせてご覧ください。

実家や同居の部屋、温度の注意点は当てはまりますか?

温度差の出やすさは、住まいの条件と暮らし方の組み合わせで決まります。下のチェックで確認してみてください。個人情報の入力はありません。

高齢者の部屋 温度差セルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個温度差が比較的小さい住まいです。温度計での確認を続け、冬の前に暖房の位置を見直してください。
2〜3個家の中の温度差が本人の負担になっている可能性があります。温度計の設置と、座る場所・寝る場所の見直しから始めてみてください。
4〜6個窓からの冷えが温度差の主な要因になっている可能性が高い状態です。暖房の追加だけでなく、窓の断熱を検討する段階です。

温度計・暖房・窓、どの順番で整えますか?

高齢者の部屋の温度対策は「数字で知る」「暖房と配置を見直す」「窓の冷えを減らす」の3段階で考えると整理しやすくなります。9月から始めれば、冬までに3段階目まで検討する時間があります。

数字で知る・暖房と配置を見直す・窓の冷えを減らすの3段階を左から順に示した図 図2 高齢者の部屋の温度対策、3つの段階 STEP 1 数字で知る 部屋ごとに温度計を置く 朝晩の下がり方を把握 STEP 2 暖房と配置を見直す 座る場所を窓から離す 廊下側の暖め方を決める STEP 3 窓の冷えを減らす 内窓で放熱と冷気を抑える 結露の抑制も期待できる 1と2は今日からできること、3は冬が来る前に一度整えておく対策です。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(対策の一般的な順序の整理・2026年9月)

暖房を強くする前に、冷気の入口を減らす

暖房の設定を上げても、窓から冷気が降りてくる部屋では足元の冷えが残りやすく、暖かい空気は天井付近にたまります。冷気の入口である窓の対策を先に行うと、同じ暖房でも部屋の温度がそろいやすくなる方向に働きます。

窓の断熱は、高齢者の部屋の温度にどう関係しますか?

窓は家の中で熱の出入りが大きい部分とされています。窓の断熱性を高めると、窓際の冷えと朝晩の室温の下がり方がゆるやかになり、部屋の中の温度差を小さくする方向に働きます。

具体的な方法として、今ある窓の内側にもう一枚の窓を取り付ける内窓(インプラス)の設置があります。壁を壊さずに設置でき、既存の窓との間にできる空気の層が室内側の窓の冷えをやわらげます。本人がよく過ごす部屋や寝室の窓1枚から始めることもできます。

ただし、内窓は暖房の代わりになるものではありません。温度計での確認や暖房の使い方と組み合わせてはじめて、温度差を小さくしやすくなります。効果は住宅の条件や暮らし方により異なります。

費用と補助金はどう考えますか?

窓の断熱改修は国の補助制度の対象になる場合があります。実家や同居の高齢家族の部屋の対策として検討する場合も、まず制度の概要を押さえておきましょう。

項目 内容 確認先
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたり合計補助額5万円以上同上
申請期間2026年3月31日〜2026年12月31日同上
申請方法登録された窓リノベ事業者を通じて申請同上

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年9月時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

現地調査から契約・着工、工事完了・引渡しを経て交付申請に至る流れを4段階で示す図 図 補助金を使うときの進み方(交付申請は工事のあと) STEP 1 現地調査・見積り 窓の仕様と 対象製品を確認 STEP 2 契約・着工 2025年11月28日以降に 着手した工事が対象 STEP 3 工事完了・引渡し 完了と引渡しの後に はじめて申請が可能 STEP 4 交付申請 窓リノベ事業者が 手続きと還元を実施 交付申請は工事完了・引渡しの後です。予約(任意)は最初の工事に着手した以降に行えます。 手続きの詳細・提出書類は年度の公募要領(交付申請の手引き)をご確認ください。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「補助金の交付申請」(2026年9月10日確認)

現地調査で「よく過ごす部屋の窓」を確認します

SEPHIRAH(セフィラ)は東京都・神奈川県を中心とする職人直営の窓断熱リフォーム専門店です。現地には代表が直接うかがい、窓の向きや大きさ、既存サッシとガラスの種類を確認したうえでご提案します。調査とお見積りは無料で、所要時間は30分から60分ほどです。窓1枚からのご依頼にも対応しており、ご家族の立ち会いのもとで進めることもできます。東京都・神奈川県の制度は補助金一覧のページにまとめています。

出典:高齢者の温度感覚と部屋の温度差に関する記述は、住まいの環境に関する一般的な説明にもとづく整理です(医療的な判断・統計数値・効果の数値による断定は行っていません)。制度内容は先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年9月確認)。当社の体制は当社サイト掲載情報(2026年9月時点)。

高齢者の部屋の温度について、よくあるご質問は?

高齢のご家族の住まいに関するご相談で多い質問をまとめました。敬老の日前後の見直しにお役立てください。不明な点は現地調査の際にあわせてお尋ねください。

高齢者の部屋は何度に保てばよいですか?
この記事では特定の温度の数値を示していません。体調や持病、服装によって適した環境は異なるため、目安は医療機関やかかりつけ医に確認してください。住まいの側でできるのは、部屋ごとの温度差と1日の温度の動きを小さくすることです。

本人が「寒くない」と言うときは、そのままでよいですか?
年齢とともに暑さや寒さを感じにくくなる傾向があるとされています。本人の感覚だけでなく、部屋に温度計を置いて実際の温度を確かめる習慣をおすすめします。

エアコンを嫌がる場合はどうすればよいですか?
風が直接当たらない位置に設定する、風向きを調整する、加湿と組み合わせるなどで受け入れやすくなることがあります。あわせて、窓からの冷えを減らして暖房に頼る時間を短くする考え方もあります。

内窓をつけると、高齢者の部屋の温度は安定しますか?
窓の断熱性が高まると、窓際の冷えと朝晩の室温の下がり方がゆるやかになる方向に働きます。ただし暖房そのものの代わりになるものではありません。効果は住宅条件により異なります。

離れて暮らす親の部屋の温度を確認する方法はありますか?
外出先から確認できる温度計を部屋に置くと、離れていても1日の温度の動きを把握できます。訪ねたときに窓際の冷えや結露の有無を確かめておくことも、対策を考える材料になります。

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