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戸建ての電気代が高い原因とは?夏の請求書で見直したい窓の熱

戸建ての電気代が高い原因とは?夏の請求書で見直したい窓の熱

9月に届く8月分の電気代の請求書を見て、「思ったより高い」と感じた方は少なくないはずです。残暑で冷房がまだ手放せない一方、朝晩は冷え込み始め、次は暖房費が気になる季節に入ります。

戸建ての電気代が高くなる原因は1つではありません。この記事では、設備の使い方と建物側の要因を切り分ける考え方、夏の請求書から原因を絞り込む手順、そして戸建てで見落とされやすい「窓から入る熱」について整理します。

作成者 株式会社Sephirah(SEPHIRAH(セフィラ)|マド × 断熱|エコラボ) 会社概要

作成日 2026年9月12日 最終更新日 2026年9月12日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約7分

戸建ての電気代が高くなる主な原因は何ですか?

電気代が高くなる原因は、大きく「設備と使い方」と「建物の性能」に分けられます。前者は機器の効率や運転時間、後者は外の熱や冷気がどれだけ室内に入ってくるかという要因です。戸建ては後者の影響を受けやすいとされています。

電気代の要因を、設備と使い方の側と、建物の性能の側に分けて対比した図 図1 電気代が高くなる原因の切り分け 設備・使い方の側 建物の側 エアコンの台数と運転時間 機器の古さ・効率 設定温度とフィルターの状態 契約プランと単価 窓からの熱の出入り 屋根・外壁の断熱 日射の当たる向きと窓の大きさ 隙間からの空気の出入り 設備側は使い方や買い替えで、建物側は断熱の改善で対策します。原因が違えば対策も変わります。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(一般的な要因の整理・2026年9月)

設備・使い方の側

冷房の運転時間が長い、設定温度が低い、フィルターが目詰まりしている、古い機器を使い続けているといった要因は、それぞれ消費電力を押し上げる方向に働きます。電力の契約プランや単価の改定も、使用量が同じでも請求額が変わる理由になります。

建物の側

戸建ては屋根・外壁・窓・床のすべてが外気に接しており、外の熱や冷気の影響を受けやすい構造です。外から熱が入り続ける家では、冷房が設定温度を保つために運転を続けることになり、設備側の工夫だけでは電気代が下がりにくいことがあります。

8月分の請求書から、原因を絞り込むには?

請求書には原因を切り分ける手がかりが載っています。金額だけでなく使用量(kWh)と前年同月の値を見ることで、「使い方が変わったのか」「単価が変わったのか」を分けられます。

01使用量(kWh)を前年同月と比べる。金額が上がっても使用量が同じなら、単価や契約の要因が大きい

02使用量が増えている場合、エアコンの台数・運転時間・設定温度に変化がなかったかを振り返る

03冷房を使っていた部屋の向きと窓の大きさを確認する。西向き・南向きの大きな窓は熱が入りやすい

042階の部屋や窓際で「冷房をつけても暑い」と感じた場面がなかったかを思い出す

05冷房を切ったあと、どのくらいで室温が戻ったかを思い出す。すぐ戻る家は熱が入りやすい

1〜2は設備・使い方の側、3〜5は建物の側を確かめる項目です。3〜5に心当たりが多い場合、窓からの熱が冷房の負荷を大きくしている可能性があります。当社サイトの光熱費に関するお悩み対策のページでも、窓と電気代の関係を解説しています。

窓から入る熱は、電気代にどのくらい影響しますか?

夏に室内へ入る熱のうち、窓など開口部からの割合が大きいとする試算があります。断熱性能の低い窓をもつ住宅のモデル試算という前提はありますが、戸建ての冷房費を考えるうえで窓を見直す理由になります。

夏に室内へ入る熱の割合を、開口部・屋根・外壁・床の部位別に横棒で示した図 図2 夏に室内へ入る熱の割合(低断熱住宅のモデル試算) 窓など開口部 約73% 屋根 約11% 外壁 約7% 約3% アルミサッシ+単板ガラスなど断熱性能の低い窓をもつ住宅のモデル試算です。住宅により割合は異なります。 特定の条件での試算であり、すべての住宅に当てはまる値ではありません。 出典:日本サッシ協会 快適な住まい情報室 REPORT #01(2025年7月)

日本サッシ協会の資料では、アルミサッシと単板ガラスなど断熱性能の低い窓をもつ住宅のモデル試算として、夏に室内へ入る熱の約73%が窓など開口部からとされています(2025年7月)。屋根や外壁に比べて窓の割合が大きいのは、ガラスとサッシが熱を伝えやすい素材であることに加え、日射が直接入ってくるためです。

光熱費の試算はモデル住戸の値です

同じく日本サッシ協会の試算(2025年)では、6地域(関東〜九州)の戸建てで窓を高断熱化した場合、冷暖房を合算して年間およそ2.2〜2.7万円の削減見込みとされています。これはモデル住戸での試算で、住宅の条件や暮らし方により結果は異なります。お住まいの窓の条件で目安を知りたい場合は光熱費シミュレーションをご利用ください。

うちの電気代、窓が原因になっていませんか?

原因の切り分けは、住まいの状況を見直すことから始まります。下のチェックで、建物側に対策の余地があるかを確かめてみてください。個人情報の入力はありません。

戸建て電気代セルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個建物側の要因は比較的小さい状態です。設備の使い方や契約プランの見直しから始めてみてください。
2〜3個窓からの熱が冷房の負荷を高めている可能性があります。日射の当たる窓の遮蔽から試し、現地調査で窓の状態を確かめる段階です。
4〜6個夏と冬の両方で窓が電気代に影響している可能性が高い状態です。設備側の工夫に加えて、窓の断熱を検討することをおすすめします。

窓から入る熱を抑える対策には、何がありますか?

対策は、今日からできる日射の遮蔽と、建物側の性能を上げる断熱改修に分かれます。残暑のうちは遮蔽で、冬の暖房費まで見据えるなら断熱改修で考えるのが一般的です。

対策 働き方 向いている場面
遮光・遮熱カーテン室内側で日射を遮る。吸収した熱は室内側にも残る今すぐ・費用を抑えたい
すだれ・外付けシェード窓の外側で日射を遮り、熱を屋外側に逃がす西日・南面の窓の夏対策
内窓の設置今ある窓の内側に窓を追加し、熱の出入りを抑える夏と冬の両方・工事は壁を壊さない
ガラス交換・外窓交換ガラスや窓そのものを断熱性能の高いものに替える窓の劣化や結露も気になる

内窓の設置やガラス交換は、夏の熱の侵入と冬の熱の流出の両方を抑える方向に働きます。8月分の請求書を見て気になった方は、次の冬の暖房費を考える前に、窓の状態を一度確かめておくと対策を選びやすくなります。効果は住宅条件により異なります。

費用と補助金はどう考えますか?

内窓の設置やガラス交換など窓の断熱改修は、国の補助制度の対象になる場合があります。年内に申請できる制度もあるため、暖房の季節が来る前に概要を押さえておきましょう。

項目 内容 確認先
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたり合計補助額5万円以上同上
申請期間2026年3月31日〜2026年12月31日同上
申請方法登録された窓リノベ事業者を通じて申請同上

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年9月時点で公式サイトに掲載されている内容です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

現地調査から契約・着工、工事完了・引渡しを経て交付申請に至る流れを4段階で示す図 図 補助金を使うときの進み方(交付申請は工事のあと) STEP 1 現地調査・見積り 窓の仕様と 対象製品を確認 STEP 2 契約・着工 2025年11月28日以降に 着手した工事が対象 STEP 3 工事完了・引渡し 完了と引渡しの後に はじめて申請が可能 STEP 4 交付申請 窓リノベ事業者が 手続きと還元を実施 交付申請は工事完了・引渡しの後です。予約(任意)は最初の工事に着手した以降に行えます。 手続きの詳細・提出書類は年度の公募要領(交付申請の手引き)をご確認ください。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「補助金の交付申請」(2026年9月10日確認)

現地調査で「熱の入りやすい窓」を確認します

SEPHIRAH(セフィラ)は東京都・神奈川県を中心とする職人直営の窓断熱リフォーム専門店です。現地には代表が直接うかがい、窓の向き・大きさ・既存サッシとガラスの種類・周囲の建物や樹木による日かげの状況を確認したうえで、熱の出入りが大きい窓から順にご提案します。調査とお見積りは無料で、所要時間は30分から60分ほどです。窓1枚からのご依頼にも対応しています。

出典:電気代の要因の切り分けと対策は一般的な説明にもとづく整理です(数値による効果の断定は行っていません)。夏に室内へ入る熱の割合は日本サッシ協会 快適な住まい情報室 REPORT #01(2025年7月・低断熱住宅のモデル試算)。光熱費削減の試算は日本サッシ協会 2025(6地域・モデル住戸・冷暖房合算)。制度内容は先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年9月確認)。当社の体制は当社サイト掲載情報(2026年9月時点)。

戸建ての電気代について、よくあるご質問は?

電気代と窓の関係に関するご相談で多い質問をまとめました。請求書の見直しにお役立てください。不明な点は現地調査の際にあわせてお尋ねください。

戸建ては、マンションより電気代が高くなりやすいのですか?
一般に、戸建ては外気に接する面(屋根・外壁・窓・床)が多く、外の熱や冷気の影響を受けやすいとされています。ただし、電気代は家族構成や設備、契約内容によって大きく変わるため、一律に比べることはできません。

電気代の内訳は、どうすれば分かりますか?
電力会社の請求書や会員サイトで、使用量(kWh)と単価、前年同月の使用量が確認できます。機器ごとの内訳は請求書には出ないため、エアコンの運転時間や設定温度と照らし合わせて推測するのが現実的な方法です。

エアコンを新しくすれば、電気代は下がりますか?
機器の効率が上がる分、同じ使い方なら消費電力が抑えられる方向に働きます。ただし、窓から熱が入りやすい家では冷房の負荷そのものが大きいままのため、設備と建物の両方から考えることをおすすめします。

窓の断熱をすると、夏と冬のどちらに効きますか?
内窓の設置やガラス交換は、夏の熱の侵入と冬の熱の流出の両方を抑える方向に働きます。効果の現れ方は窓の向きや大きさ、住宅の構造によって異なります。

どの窓から手を付ければよいですか?
西日が当たる窓、大きな掃き出し窓、冷房の効きが悪い部屋の窓など、熱の出入りが大きいと考えられる窓から検討するのが一般的です。現地調査では窓の向きや周囲の日かげの状況を確認したうえで、優先順位をご提案します。

夏の請求書をきっかけに、窓の熱を見直しませんか

窓の断熱リフォームは、夏の冷房費と冬の暖房費の両方に関わり、補助金の対象になる場合もあります。LINEで窓の写真を送るだけで、使える補助金の目安をご案内します。ご相談・お見積りは無料です。

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