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窓の防音性能はどう見る?JIS等級表示の読み方を解説します

窓の防音性能はどう見る?JIS等級表示の読み方を解説します

窓を閉め切って過ごす時間が長くなる11月、防音性能をカタログや見積書で比べようとして「T-2」「T-3」といった等級表示に出会ったことはありませんか。数字の意味が分からないまま製品を選ぶのは、なんとなく心もとないものです。

この記事では、窓やガラスに表示されるJIS等級の仕組みと、T-1からT-4までの数字が何を意味するかを整理します。等級表示だけで比較してよいのか、内窓を追加すると何が変わるのかもあわせて解説します。当社の施工実績にもとづく具体的な遮音数値(dB)はこの記事では扱いません。

作成者 株式会社Sephirah(SEPHIRAH(セフィラ)|マド × 断熱|エコラボ) 会社概要

作成日 2026年10月4日 最終更新日 2026年10月4日 本記事は2026年11月時点の情報です 読了時間 約9分

窓の防音性能を示すJIS等級とは、どんな表示ですか?

サッシやガラスの製品には、日本産業規格(JIS)にもとづく遮音性能の等級表示がされている場合があります。T-1・T-2・T-3・T-4のように区分され、数字が大きいほど、遮音性能の等級区分は高くなります。

遮音等級表示が低い製品と高い製品の一般的な特徴を対比した図 図1 等級表示が低い製品と高い製品の一般的な傾向 等級表示が低い製品 等級表示が高い製品 一般的な住宅の窓に多い仕様 価格を抑えやすい 生活音・環境音への配慮は限定的 ガラスの構成や気密性を 高めた仕様が中心 道路沿い・線路沿いなど 音の悩みが強い窓で選ばれやすい 等級はあくまで試験にもとづく区分であり、体感の静かさをそのまま保証するものではありません。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(JIS等級表示の一般的な整理・2026年11月)

等級表示は「絶対値」ではなく「区分」

JIS等級は、決められた試験方法で測定した結果を段階に区分けしたものです。同じT-2でも製品によって細かな仕様は異なり、等級表示は製品どうしを比較するための目安として使われています。

等級表示がない製品も存在する

すべての窓・ガラス製品に等級表示があるわけではありません。表示がない場合でも遮音性能がまったくないわけではなく、単に等級試験を受けていない、または表示の対象になっていない製品であることが多いです。

なぜ窓に等級表示が必要なのですか?

窓は家の中でもっとも音が出入りしやすい部分のひとつです。製品ごとに構造が異なるため、比較の物差しとして等級表示という共通のルールが使われています。

比較の基準をそろえる役割

遮音性能は、ガラスの厚み・構成、サッシの気密性など複数の要素で決まります。メーカーや製品ごとに構造が違うと、カタログの説明文だけでは比較しづらくなります。JIS等級は、こうした違いを一定の試験条件のもとで区分し、製品どうしを比較しやすくするための表示です。

等級表示は義務ではなく、任意の表示

JIS等級表示は法律で義務付けられたものではなく、メーカーが任意で製品カタログに記載しているものです。そのため同じ性能水準でも、等級表示のある製品とない製品が混在することがあります。

T-1からT-4まで、数字は何を表していますか?

数字は遮音性能の等級区分を表し、T-1からT-4に向かって等級区分が高くなります。この記事では、具体的な数値(dB)を挙げての断定は行わず、区分の考え方のみを整理します。

等級表示 等級区分の考え方 選び方の目安
T-1もっとも基本的な等級区分一般的な住宅の生活音対策の入り口として検討
T-2T-1より高い等級区分道路や周辺環境の音が気になる場合の候補
T-3T-2より高い等級区分交通量の多い道路沿いなど、音の悩みが強い場合の候補
T-4もっとも高い等級区分(製品による)線路沿いなど特に音の悩みが強い場合の候補

数字が大きいほど、価格や仕様も変わりやすい

一般的に、等級区分が高い製品ほどガラスの構成や気密性を高めた仕様になり、価格にも反映されやすくなります。ご自宅の悩みの程度に対して、必要以上に高い等級を選ぶ必要があるとは限りません。

気密性能の等級表示と混同しないように注意する

サッシには、遮音性能とは別に、気密性能や断熱性能を示す等級表示が用意されている場合があります。見た目が似たアルファベットと数字の組み合わせでも、示している性能の種類が異なることがあるため、見積書やカタログで「何の等級か」を確認しておくと、比較の際の誤解を防げます。

等級表示だけで比較して大丈夫ですか?

等級表示は目安として有効ですが、実際の住まいでの聞こえ方は、取り付け精度や窓以外からの音の入り方にも左右されるため、表示の数字だけで判断するのは早計です。

試験環境と実際の住まいは条件が異なる

等級表示は、決められた試験室での測定にもとづく区分です。実際の住まいでは、窓枠のすき間、壁や換気口からの音の入り方、周囲の音源との距離といった条件が試験環境とは異なります。同じ等級の製品を選んでも、住まいごとに体感は変わり得ます。

窓以外からの音の経路も見落とせない

壁の構造、玄関ドア、換気口など、窓以外にも音が入る経路があります。窓の等級だけを上げても、ほかの経路からの音が目立つ場合は、期待したほどの変化を感じにくいことがあります。どこから音が入っているかを切り分けることが、製品選びの前提になります。

現地調査で音の入り方を確認する意味

等級表示や製品の仕様だけを見て検討を進めるより、現地調査で実際に音がどこから、どの程度入っているかを確認したほうが、製品選びの精度が上がります。窓の外の環境(道路との距離、線路までの距離、周囲の建物の配置)も、音の入り方に関わる要素です。

内窓を追加すると、遮音性能はどう変わりますか?

内窓(インプラス)は、既存の窓の内側にもう1枚窓を追加する方法です。既存の窓との間に空気の層ができるため、単体のガラス等級表示だけでは見えてこない変化が期待できます。

等級表示の確認から現地調査、提案、施工までの流れを3段階で示す図 図2 等級表示を確認してから内窓を検討するまでの流れ STEP 1 等級表示の確認 見積書・カタログの 等級記号を確認 STEP 2 現地調査 音の入り方と 窓の状態を確認(無料) STEP 3 提案・施工 既存窓との組み合わせで 内窓の仕様を提案 内窓を追加した場合の変化の程度は、住宅条件により異なります。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(内窓検討の一般的な流れの整理・2026年11月)

内窓自体にも等級区分がある製品がある

内窓(インプラス)の製品の中にも、遮音性能の等級区分が設定されているものがあります。既存の窓と内窓を組み合わせたときの体感は、それぞれの等級だけでなく、空気層の厚みや気密性にも左右されます。内窓については内窓設置についてのページで詳しく解説しています。

防音カーテンや吸音パネルとの違いは何ですか?

窓そのものを替える前に、防音カーテンや吸音パネルといった後付けグッズを検討する方も少なくありません。それぞれ役割が異なるため、比較しておくと選び方が整理しやすくなります。

後付けグッズは「音の反射・吸収」が中心

防音カーテンは生地の密度で音を反射・吸収し、吸音パネルは壁や窓の周囲に設置して室内の音の響きを抑える製品です。比較的低コストで導入でき、賃貸住宅でも取り入れやすい対策ですが、窓のすき間そのものをふさぐわけではありません。窓の気密性が低いままだと、すき間から入る音には効果が及びにくい場合があります。

窓そのものの対策は「音の入り口」に働きかける

等級表示のある窓や内窓の追加は、音が入ってくる経路である窓自体の構造に働きかける対策です。後付けグッズと窓自体の対策は、どちらか一方を選ぶものではなく、悩みの程度に応じて組み合わせて考えることもできます。まず窓の等級表示を確認し、そのうえで室内側の対策を足すかどうかを検討する順番が実務的です。

等級表示のほかに、確認しておきたいことは何ですか?

等級表示は製品選びの入り口にすぎません。実際の防音効果を左右する要素は、等級表示以外にもいくつかありますので、あわせて確認しておきましょう。

01気になっている音が、どこから(道路・線路・隣家など)入ってきているか

02その窓をどのくらいの頻度で開け閉めするか(開閉頻度が高い窓は気密性の維持も論点になる)

03既存のサッシの状態(すき間・劣化の有無)

04取り付け精度(同じ製品でも施工の丁寧さで体感が変わり得る)

当社の進め方

SEPHIRAH(セフィラ)は東京都・神奈川県を中心とする職人直営の窓断熱リフォーム専門店です。下請けに工事を丸投げせず、現地調査から施工まで代表が直接担当します。現地調査では、音の入り方や既存サッシの状態を確認したうえで、等級表示を含めた製品の候補をご案内します。調査とお見積りは無料で、所要時間は30分から60分ほどです。窓1枚からのご依頼にも対応しています。

出典:JIS等級表示の仕組み・区分の考え方は、遮音性能表示に関する業界共通の一般的な説明にもとづく整理です(具体的な遮音数値(dB)による効果の断定は行っていません)。当社の体制は当社サイト掲載情報(2026年11月時点)。

等級表示のある製品は、どんな工法で取り付けられますか?

等級表示のある製品は、内窓の追加・ガラス交換・外窓交換(カバー工法)のいずれかの方法で取り付けます。既存の窓の状態によって、選べる工法が変わります。

工法 概要 向いているケースの目安
内窓の追加(インプラス)既存の窓の内側にもう1枚窓を追加する既存の窓を残したまま遮音性能を足したい場合
ガラス交換既存のサッシを残し、ガラスだけを入れ替えるサッシの状態が良好で、ガラスの構成を見直したい場合
外窓交換(カバー工法)既存の枠を残したまま新しい窓をかぶせて交換するサッシ自体の劣化やすき間が気になる場合

どの工法が合うかは、現地調査で判断する

工法ごとに向き不向きがあり、既存のサッシの劣化状況や、窓まわりの構造によって選べる範囲が変わります。カタログの等級表示だけを見て工法を決めるのではなく、現地調査で窓の状態を確認したうえで、等級表示と工法をあわせて提案を受けることをおすすめします。

うちの窓、防音性能を見直すべき段階ですか?

「気になってはいるけれど、どのくらい深刻か分からない」という方のために、見直しの目安を整理しました。下のチェックで当てはまる数を数えてみてください。

防音性能の見直しが必要な段階かどうかのセルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個まだ深刻な段階ではなさそうです。等級表示の意味を知っておくと、今後の製品選びで役立ちます。
2〜3個等級表示を確認しはじめる段階です。気になる音がどこから入っているか、まず切り分けてみてください。
4〜6個現地調査で音の入り方を確認する段階といえます。窓の等級だけでなく、既存サッシの状態もあわせて見てもらいましょう。

等級表示を確認してから、施工まではどのくらいかかりますか?

等級表示を見て気になる製品が見つかっても、実際に施工できるかは現地の条件次第です。おおまかな進み方の目安を示します。

現地調査の依頼から施工完了までの一般的な期間の幅を示す図 図3 相談から施工までの目安(窓の状態・工法により変動) 相談・調査 施工完了 窓の数や製品の在庫状況によって、期間は前後します。 出典:SEPHIRAH(セフィラ)作成(一般的な進行の目安・2026年11月)

急ぐ場合も、まず現地調査から

「年内に何とかしたい」という場合でも、製品選びと施工可否の確認には現地調査が欠かせません。等級表示だけで製品を決めてしまうと、実際の窓に取り付けられるかどうかの確認が後回しになってしまいます。気になる製品があれば、現地調査の際にあわせてお伝えください。

冬本番の前に、閉め切る窓から優先順位を付ける

窓を閉め切って過ごす時間が長い冬は、日中もずっと室内に音がこもりやすい季節です。家じゅうの窓を一度に見直す必要はなく、もっとも気になる窓から優先順位を付けて相談する進め方でも構いません。

防音性能について、よくあるご質問は?

等級表示の読み方や内窓との関係について、よくいただくご質問をまとめました。ここにない疑問は、LINEや電話でお気軽にお尋ねください。

JIS等級が高いほど、必ず静かになりますか?
T-1からT-4のように数字が大きいほど、遮音性能の等級区分は高くなる設計です。ただし実際に感じる静かさは、窓の取り付け精度や、壁・ドア・換気口など窓以外から入る音にも左右されるため、等級表示だけで体感の静かさを保証するものではありません。

カタログの等級表示は、どこを見れば分かりますか?
サッシやガラスの製品カタログ、または見積書の製品仕様欄に、T-1〜T-4などの等級記号が記載されています。表記がない製品もあるため、防音性能を比較したい場合は、見積りの際に等級表示の有無を確認しておくと安心です。

内窓を追加すると、等級表示の扱いはどうなりますか?
内窓(インプラス)自体にも遮音性能の等級区分が設定された製品があります。既存の窓との間に空気の層ができるため、単体の等級表示だけでは見えてこない変化も生じます。具体的な組み合わせでどう変わるかは、現地調査でご相談ください。

等級表示の測定条件は、住まいの現状と同じですか?
等級表示は、一定の試験環境で測定された結果にもとづく区分です。実際の住まいでは、窓枠のすき間、壁の構造、周囲の音源との距離といった条件が測定環境と異なるため、表示どおりの体感になるとは限りません。

相談だけでも大丈夫ですか?費用はかかりますか?
現地調査とお見積りは無料で、所要時間は30分から60分ほどです。窓1枚からのご依頼も承っていますので、気になる窓だけまずご相談いただくことも可能です。

等級表示だけで悩む前に、まず窓の状態から

カタログの数字だけでは分からないことも、現地調査で音の入り方と窓の状態を確認すれば見えてきます。LINEで窓の写真を送るだけで、使える補助金の目安をご案内します。ご相談・お見積りは無料です。

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